相変わらずたくさんの魅力的で個性的なグラブが野球界に登場していますが、

この新興勢力のメーカーさんが今後、3年、5年と生き残る傾向と対策として

成功する7つの力(パワー)が必要ではないかと常々思っています。以前にも

ブログで書いたと思いますが、どれだけバランスがとれているか、偏りがないかが

ポイントで、どれか1つや2つが突出していてもうまくいかないのではと思う次第です。

1. 　企画力
2. 　技術力
3. 　営業力
4. 　発信力
5. 　計画力
6. 　行動力
7. 　保守保障力

 

1. 企画力はいわゆるコンセプトですね。どのような思いで何を作りたいか、特徴はどんな

ところなのか、明確にユーザーさまに伝えなければなりません。

 

2. 技術力は言うまでもなく、修行をして(最低3年～5年)１人で組み立てることが

出来る技、匠を身につけるかです。でも決して技に溺れる勘違いはダメですよ。

OEMで製作する場合は金額面で不利です。自前製作とのアドバンテージは

明らかに開きがあって、これをリカバー出来る他の強みが必要です。

 

3. 営業力は意外と抜けてしまう(苦手とする)メーカーさんが多く、ここが強化ポイント

なのです。泥臭く地道に継続することが出来るパワーがほしいですね。

 

4. 発信力はいわゆるSNSなどでの告知力ですね。各メーカーさんはこの部分では

魅力ある発信をされておられますね。逆に私は苦手で助けてほしいです。

 

5. 計画力は経理関係を含め、どれだけの資金力で計画的に運用してゆくか、ですね。

行き当たりばったりでは倒産してしまいます。がっちりと脇を固める右腕がほしいです。

 

6. 行動力は上記①～⑤までの事柄を迅速に判断して出来ること、出来ないこと、

すすめる、すすめないを決断して失敗のないように素早く行動に移すことです。

いいアイデアはライバルもすぐにかぎつけて先にやられてしまいます。

 

7. 保守保障力は最後ですが①～⑥の事柄の中で振り返ってアフターフォローをする

ことです。反省して勉強して振り返って何がダメだったかを分析する力です。

もちろん販売したユーザーさまや小売店様向けのアンケートやヒアリングも大事です。

先日、てっぺんさんの工房へお邪魔しました。大阪の箕面というところでしっかり、どっしりと

構えて営業されておられます。そこそこ知名度も定着してきましたし、いいものを作って

おられます。職人さん4人も抱えて各々の技術も向上しています。トップであるはじめ

社長はまだ30前半にもかかわらず、とにかく突破力が凄いです。日本全国どこでも

出没しますし、まめにお店まわりをされておられます。

少し自分の若いころと似ているので、応援したくなってきます。もっとはちゃめちゃでしたが。

 

上記①～⑦までの要件を凹凸はありますが、やっぱり満たしています。

だからこれからもずっとてっぺんさんは続いてゆくことでしょう。継続は力です。

末永く頑張ってください。