グローブメーカーさんは国内では若い職人さんが独立して各々、独自の世界観
で個性的なグラブを作っておられます。またはOEMと言って「Original Equipment Manufacturer」
代理でメーカーさんに製造してもらう方法でメーカーとして立ち上げ
られる方もおられ、日々グラブを取り扱う我々でも見たことのない、珍しく魅惑的な
グラブもたくさん存在しています。
さて、上記新興グラブメーカーさんはいずれもほとんどが国内製造のメイドインジャパン
の製品ですが、中には安くて品物がいいというお買い得品のメーカーさんもあります。
しかし日本製ではないのが特徴で、どこで作られたのか?というとフィリピンが多いです。
実は現在のグラブ縫製の技術で日本と引けを取らないのがメイドインフィリピンです。
硬式(もしくは硬軟式)のグラブでモノがそこそこ良く、価格的に30000円までの高品質
グラブはフィリピン製です。台湾や韓国もいいですが、値段でいくと質とのバランスでは
今はフィリピン製が一番です。
何故フィリピンなのか?というと根拠があります。
平たく言うとミズノさんやローリングスさんが職人を育てたといっても過言ではありません。
その裾野が広がり、代々技術を受け継ぎ、今となったのです。特にグラブメーカーさん
の巨大OEM工場がトライオンさんです。
ここから独立される人、技術を次の世代にバトンタッチされる人、それぞれですが、
グラブ作りに関しては完成の域に達しています。ですので、すすんでフィリピン製を
選択されても間違いありません。
※ミズノさんのツイッター画像よりお写真をお借りいたしました
現在はミズノさんで言うとミズノプロのいろいろを除いてはグローバルエリートオーダー
は中国製。グローバルエリートRGオーダー(少年軟式用)はフィリピン製でまだまだ
海外生産(OEM)は中国が大半ですが、フィリピン注目です。
一方で日本製のメイドインジャパンも頑張っています。例えばミズノさんのグロエリ。
下記がミズノ発表の本年度の詳細、ツイッターで発表がありました。
「軽量感にも「質」がある。ミズノが追い求めてきた軽量感と強さの両立。はめた瞬間、軽量感の質を感じること間違いなし。日本製のグローバルエリート登場。国内生産ならではのMADE IN JAPANの刻印が目印です。日本製 Global Elite JAPAN」