オープンして間もないころ、グラブのメンテナンス方法や仕組みや革の特性を一生懸命

勉強していました。グラブを濡らしてはレンジでチンしてみたり、熱湯にいきなり突っ込んだり、

瞬間冷凍したりで、現在グラブやバットに対して造詣が深くなったのはその時に犠牲に

なったグラブちゃんたちのおかげです。今、そんなことをしていたら炎上していたかもです。

 

そんな中、どこまでチャレンジできるか!ということで、グラブ作りにも果敢に取り組みました。

100個限定、赤字覚悟でプロにも手伝ってもらいながら、あくまでも

Made in Japanにこだわった硬式グラブをリリースしたのです。革はキズがあるB級の

のものを使いました。チャレンジ内容としては、あらかじめ出来上がり寸前にオイル

(スクワラン)につけて、オイルドレザーにしたこと、レースも柔らかくするためにオイルに

浸しました。しかも出荷前に事前に型を付けて、硬式なのに即戦力を売りにしました。

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価格は確か13,800円だったと思います。今思えば安すぎます。

こちらも曖昧ですが、材料費だけで11,00012,000円ぐらいだったような。。。。。

お店もまだまだでしたので、時間があったこと、修行・研究のつもりで価格度外視でした。

結果としては3か月で完売しました。そして、その経験は宝でした。

 

先日、久しぶりにこのグラブちゃんを買取させていただきました。お久しぶりです。

5-6年経過した使用済みのグラブの状態がどうなるのか?

結論としてはその時やったことは間違っていなかったという確信でした。

オイルの風合い、レースの劣化具合、型の問題、グリスの具合などが、経年と

使用劣化でどうなったか、手前味噌で恐縮ですが、今も完璧に使えますし、

いい風合いとなっています。お店で一定期間、非売品として陳列しますので、

もしご来店の機会がありましたら、ぜひ手に取って装着してみてください。