野球用品の買取の中で、査定額はジャンルによって高低の差が出ます。1番2番は
グラブやバットですが、ウェアー類やシューズ・スパイクなどの履物系野球用品の買取価格
は安くなります。実はイロイロと理由があります。スパイクなどは足クサ臭が原因。。。。
というわけではなく、複数の要因があって先ずはサイズ。売れ筋=購入者の平均的な足
のサイズ=26.0㎝~27.5㎝が8割を占めます。25.0㎝ならアリだと思うのですが、
ほとんど需要がないです。
難儀なのが大きめサイズが揃ってしまうことがあります。売れ残り処分品(新品)やどこも
引き取り手がないので流れてくるパターンで、弊店でも陳列していますが、29.0-30.0㎝
はほぼ売れ残っています。足が大きめサイズの方はかなり安いのでねらい目穴場ですよ。
ほとんど認識がなく、例えば新品の未使用品であっても『なんで新品なのに安いのか?』
とギモンを抱くケースです。経年数でトラブルが多いのは3ケース。1つ目は主に革製品
のスパイクなど。革底金属のスパイクに使用されている表面の革ですが、カンガルーの革
などで薄くて繊細です。目安として7-8年も経ったものは爪などで引っ搔いても破れてしまう
可能性もあります。また、近年は黒→白に移行もしていますので、昔の黒い革という
イメージもあります。2つ目は底に問題が生じます。底というのはクッション部分と靴本体
が剥離してしまうのです。繋ぎとめているボンドが劣化して、1回走っただけで底がペロン!
と剝がれてしまうケース、または底を曲げた拍子に割れてしまうケースです。主にソフト
スパイクやポイントスパイクでのトラブルです。3つ目はカビですね。白いカビが生えたり
金属部分の劣化腐蝕となります。
中古のシューズ・スパイクについては前オーナーの足の癖や歩き方の違いなどによる
ゆがみや擦り切れなども加わり、なかなか手ごわいケースも存在します。しかしながら
洗浄・消毒は目いっぱいしっかりと施しますので、汚れや水虫などはご心配無用です。
グラブやバットと比べて劣化スピードがダントツで厄介なのが買取価格の査定に反映
されるということとなります。