お客様のグラブの査定をさせて頂く際には硬式・軟式かの種別のご記入をしていただいて、

それを元に『いくら』というご提示をしておりますが、なかなか難しい判断に迫られることも

あって硬式か軟式かわからないことも正直あります。そんな時は「いろいろな側面からの判断」

でエイヤ!とやってしまうことがあります。特にオーダーなんかは品番がないのもあるし、

10-30年も前の古いグラブはそもそもネットにすら情報が載っていません。困ってしまいます。

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               例えば一般のグラブで硬・軟の種別がわからない場合、レースを通している穴から

               (写真のグラブはわかりやすくレースを抜いているものを使用)少しだけはみ出したりしている

            毛(いやん!エッチ。。。ではありません)の色を確認します。グレーなら軟式の可能性高いです。
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               例えばスラッガーさんの場合はレースやウエブの染色具合で判断をすることがあります。

               こちらも細かいです。レースは「芯通しあり/なし」があって、芯通しとは色が革全体に染み

               込んでいる場合が芯まで通っている、なしの場合は表面だけ色が付いていて、断面は

               白です。スラッガーの場合はウェブの革も「芯通しあり/なし」で判断することがあります。
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               例えばミズノさんの場合は小指の刻印で『R』が付いていれば軟式の可能性が高いです。



さて、そうは言うものの、プロとして、買取専門店として目指すは
100%の間違いナシの

査定ご提示です。お客様から教えて頂いたこともあったし、メーカーさんに直接お聞きする

こともありました。例えば久保田スラッガーさんのオーダーは品番もなく、スペシャルオーダーとし

か革には刻印されておりません。お客様のヒヤリングも大切で、信用もさせて頂いております

が、数年前の記憶としてオーダー(オーダーはいずれにせよ高額です)3-5万もしたから

硬式だ、と思い込んでおられる方も、またその逆もおられたりで、100%ではない場合も

ございます。なので、ご申告内容を信用させて頂いて、プラスの判別でさらに精度アップ

を目指しております。これからもどうか買取のご検討を宜しくお願いいたします。


追記 :

実際いい軟式グラブは(しっかりと作り込んだ高品質のグラブ)硬式グラブとほぼ

遜色なく使えます。あえて差をつけるとすれば耐久性で、使用頻度や使い方にもよりますが、

軟式グラブの場合は人差し指や中指あたりの強度が弱くなってへたってきます。ペラペラ

になる、という感じでコシがなくなってしまうのです。革の厚みもそこそこの軟式でしたら硬式

と変わりません。レース(ヒモ)は使うほど硬・軟の差は出てきます。

球児先生ではこのようなことから、軟式の草野球でも使いこなされて柔らかく型が付いた

硬式グラブをおすすめしています。その節はぜひご検討ください。