本格的に寒くなってきました。皆さまもお風邪(コロナも)など引かれませんよう、くれぐれ
もご自愛ください。ご家族さまのためにも元気な若者たちは出歩きを慎むように心がけ
お願いいたします。
さて、こんなにも寒い日であっても野球をすることもあるでしょう。ましてや大切な試合
もあるかもしれません。そんな時、攻撃側としてベンチに控える場合、どんなことをされて
おられますか?恐らくですが、グラブは横に置いたまま、バットを握っていたり、ネクスト
バッターとして打撃準備をしていることでしょう。
弊店ではグリスの出し入れ(補充したり多すぎるので減らしたり)のご依頼がそこそこ
あります。この冬場において温度が低いグラブを触ることもあるのですが(外から持って
来られた外気温と同調したグラブ)、とにかく【硬い】のです。硬いからグラブの開閉に
知らずのうちに力を入れております。パコパコしにくいのです。原因はグリスにあります。
グリスは温度によって硬さが変化します。もちろん、グリスがちゃんと入っていないスカスカ
のグラブは影響しませんが。
ジャイアンツの坂本選手で有名な話があるのですが、打席の準備をする時間帯に
ベンチ裏の冷蔵庫にグラブを入れています。ご存じですね。夏場の攻撃中は冷凍庫
や冷蔵庫に保管する意味がこれにあたります。夏は逆ですし、グラウンドに冷蔵庫は
無理です。でも冬場の【カイロ】は個人でも出来ることです。『坂本選手逆バージョン』です。
温められてグリスが柔らかくなったグラブはギリギリの球際でも開閉がスムーズで
柔らかくてパコパコしやすいハズです。もちろん、硬い方がいい、という方もおられますし、
個人個人の好みですが、寒い日はカイロで指先も温められるので、動き自体は
いいと思うのです。道具屋から見た見地ですので、そんなこと、もうやっとるわい!と
ご指摘されるかもしれませんが、もし機会があればやってみてください。
カイロはイメージですので袋を破っていません。ソフトボールなんかを挟んで、
グラブホルダーで巻いていれば固定できます。写真はイメージです。