今年の秋から野球用品の買取りの流れとしまして何度か申し上げていましたが、
コロナの影響をかなり受けていて、『コロナ断捨離』として野球用品の整理、ご売却が
いつもの年と比べて倍増しております。それはそれで弊店としましては販売ネタが増える
ことにより、在庫も充実しますのでありがたいことでもあるのですが、一方で懸念すべき
傾向が見えております。長い目で見るととても衝撃的で困ったことになるかもしれません。
私たち野球というスポーツの端っこで完全にぶら下がってお世話になっているコバンザメの存在
ですら怪しくなってしまうという予想なのです。何故か?
さわりからご説明すると、大量のボールなのです。それはかなり大量の軟式ボールです。
そのボールには結構な確率でマジックでチーム名が。毎日がボール、ボール、ボール。
その次がヘルメット、お1人で1個2個という単位でなく、10個単位なのです。
ヘルメットは陳列販売で場所を取るので大量のヘルメットは倉庫へ。続いてはキャッチャー
防具などです。もうお分かりだと思いますが、チームの解散なのです。1チームだけでも
何十人という団体ですので、これが各地ではじけてゆくと、どえらい数の野球マンが
三三五五砕け散ってゆくのです。どうしてもチームとなると密になってゆきますし、シーズン
オフでこれからは寒くなってくるし、なかなか人数が集まらないのです。一旦解散したチームが
元の鞘に収まるとも考えにくく、結果として野球人口が加速的に減ってゆく、という図であるのです。草野球が特に顕著です。
コロナ禍でどうすれば野球人口の減少に歯止めをかけることが出来るのかわかりません。
ただ、特効薬が確立され、ワクチンも大いに発揮され、そのうえで気持ち的にスポーツするぞ!
マインドにならなければ脱出困難だと思われます。オリンピックもかなりプラスに傾く要因だとは
思いますが、今は指をくわえて見守るしかできない状況にいつもジレンマを感じます。