野球の世界でも荒削りだけれどもなんとなく見込みがあるヤツ、あれもこれもヘタクソだけど
1点突破でそれが秀でたヤツなど、そんなダイヤの原石のような野球小僧がいるものです。
グラブでも同じで、愛用しつくされた年季の入ったボロボロのソルジャーグラブがたまに入荷
します。あまりにもどうしようもないグラブはそのまま格安で販売することもありますが、
見込みのあるヤツ(グラブですが)は復活を目指すべく、自前のオーバーホールで鍛え直し?
華やかに再デビューを果たすことになるのです。カッコよく聞こえがいいですが、まあ、職人
の練習台となるグラブでもあるのです。グラブのオーバーホールの内容は多岐にわたり、あらゆる
想定が必要です。まだまだ修行の身ですので、こうやって原石を磨くべく日々切磋琢磨している
次第でもあるのです。今回はお写真をメインに文章はほどほどに以下説明なしですが、こんな
感じでやっている、ということが伝わればと思います。ちなみに、久保田スラッガーは硬式用
です。買取り価格は数千円でしたが、販売価格はあまり出来がよくないので12.800円ぐらいかと
考えています。6本の全ヒモ替えから平裏全交換、親指・小指かけ全交換、ヘリ革全交換などを
しまして、色の染め直しまでしました。職人がかかりきりで約8時間費やしました。安いか高いか?