今回ご案内するお話は摩訶不思議な球児先生だけの都市伝説みたいな物語で、フィクションではなく、
現在進行形で起こっている実話なのですぅ~。ちょっと理屈が合わなくて不気味ではあったりします。
それは、何回販売してもいつの間にか戻ってくるグラブとバットなのです。戻ってくるということは、
一度売ったお客様が買取りとして再度、弊店に直接売りに来られる、ということなのです。
もちろん、同一人物のお客様が質流れの様にご利用された、ということでもありません。
写真はイメージです。このグラブではありません。
グラブは軟式オーダーです。バットは軟式コンポジットバットなのです。この2点は既にここ約2年で
4回転しています。4回転ということは、4回売って4回買取りをした、ということになります。
いわゆる出戻りというケースになりますが、このケースは通常多くても出戻り1回だけです。
そんなに短期間で特定のグラブやバットが動くことはなく、常識的に考えてもせっかく買ったグラブや
バットをすぐに手放すことはあまりありません。確かにグラブは個性的で、一部刺繍も入っています。
特にグラブは磨かれて型が良くなって、すごく使い心地がその都度アップしているのです。
大げさですが、売った時より買取った時の状態がいいのです。???なのです。かなりの美品ですので
そのまま少し磨いたらすぐに店頭デビューです。そうすると、このグラブはすぐに売れてしまうのです。
その都度、販売売価は少し値を下げます。売れるにはその理由もあると思われますが、それでは何故
また売りに来られるのか?不思議なのです。手に取ってはめて、触って吟味して買われるわけです
ので、サイズやご使用感がフィットしないはずもありません。バットについても自分が打球痕を
消してメンテナンスしましたので、また帰ってきたことが分かるのです。そして、またか・・・・
と思いながらバットを磨いているのです。
写真はイメージです。このバットではありません。
特にグラブにつきましては一番初めに買取りをさせて頂いたお客様は怪我をしてやりたい野球が
出来なくなった、という理由で手放されました。どんなグラブでもその1個1個にはたくさんの
思いが刻み込まれています。その思いも一緒に買取りをさせて頂いているつもりです。だから故、
丁寧に磨いて次の方へバトンタッチさせてあげたい、ということになるのです。
前オーナー様の強い思いと念がグラブの魂として投影されているような気もします。そしてここに居たい、
というグラブの意思が存在するような不思議な力を考える次第です。ちょっと頭がおかしくなったか?。。。
今度販売をして最後に戻ってくるようでしたら、もうそのグラブは売らないで大切にお店の守護神として
飾る予定です。もしそれが飾られていることを発見されたら、このような事情があったということを
覚えていて下さい。