夜の帳が下りる時、梅田・芝田町の夜の風景はやはり明るいうちの昼の風景とは異なり、
人々は足早に何かに向かって歩いている。夜にカメラを向けてみましたので、少しだけ
思ったことを綴ってみました。
先程、名古屋駅の改装・リニューアルの記事があり、東京駅や大阪駅をも凌駕する
空前絶後の建築物が完成したそうな。その規模や機能性や利便性は私にとってはどうでもよく、
大阪駅が大きいからとか、凄いこともどっちでもよく、子供の頃から慣れ親しんだトコロが
昔も今も変わらずにいつも通りに存在して、いつも通り何事もなく健康に利用できればそれで
いいのであります。駅前広場はスッキリしていて、流しのミュージシャンなどが唄を歌い、
洗練された感がありますが、おじさんにとっては昭和の頃の大阪駅がよかったかなあ。
グランフロントは北と南の2つのビルから成る。その2つのビルを挟んだ道路からです。
足早に帰路を急ぐサラリーマンやOLさん、観光旅行者とみられるリックやスーツケース
を転がすガイジンさん。ここは世界の人種が集う場所となり、何でも揃っている。ミナミ
のように雑多で猥雑な喧騒がないがゆえにこんなところに1人ポツンと立っていると、
逆に取り残されたような錯覚で寂しくなってくる気がする。
ガイジンが通る道・橋としては戎橋が一番だと思いますが、目的地(梅田スカイビル)へ行くアクセス道としては1通路しかないので、ほぼ世界一ガイジンが通る路だと思います。
世界一というのは実はどうでもいいのであって、そんな場所であるにもかかわらず、通行マナーがなっておらず、
常にチャリンコ暴走族が歩く人をぬって疾風怒涛のごとく走り去ってゆく。なんとかならんのでしょうか。世界の恥です。いつも腹が立ちます。
肩を落として足早にお帰りのサラリーマン様、お疲れ様です。ご苦労様です。
近未来の凱旋門と言われる梅田スカイビル(私はそうは思えないですが)は夜になるとさらに賑わいを見せる。周りに高いビルがないので、その夜景は壮観で、大阪平野が一望できる
からである。確かにすごい景色です。特に今は屋上ではホタルが乱舞していて、その幻想
的な景色はまさに都会のオアシスです。上るならやはり夜がいいでしょう。
夜もふけると看板だけが煌々と小さな灯を照らしている。都会のど真ん中で小さく目立たない
お店の存在をプチ主張しています。下のノバさんやファミマさんもしかりです。なにやら
わびしい感もありますが、もしお近くでこの看板をお見かけの際は、ためらいなさらず
4階に上がってくださいね。ただし、営業時間は夜9時までで、営業が終わっても夜は12時
頃まで看板は点灯しております。