とうとう始まる! 2017 WBCワールドベースボールクラシック。練習試合とはいえ、国際試合
がゆえに、結果云々というよりも国のプライドがかかった大きな試合であることは間違いない。
昨日の台湾との試合は待ちに待った楽しみな試合だったので、19時が待ち遠しかった。そして、
やっぱりか!少しだけそのような予感がしていた。そして結果はまさしくその通りだった。
恐らく、ジャパンを応援されておられる方は、台湾もそこそこ強いが、日本と台湾ではまだまだ
格が違う!と思っているかもしれない。しかし結果を見れば一目瞭然。結果が物語っている。
1試合だけなので、たまたまかもしれない。お互いに力が入っていて、思うようにいかなかった
部分もあると思う。小久保監督もいろいろと試したいこともあったり、結果は気にしないと発言
したりで繕ってはいるものの、内心、「えらいこっちゃ」ときっと思っている。
台湾のプロチームは4球団しかない。そのうち1球団はWBCに選手を送らない、ということなので
実質は3球団選抜となる。今回はメンバーがWBCと異なってはいたがどちらにせよ、結果は同じ。
台湾の野球は今、熱い!
かつては八百長事件でリーグ存続の危機にあったが、なんとか踏ん張って復活を果たした。
その反動は大きく、台湾での野球はとても注目されているスポーツである。若者に夢や希望を
与えることができるのは、プロ野球しかないとまで思っている。かつての日本の野球がそうで
あったように。だからこそ、ジャパンベースボールへの注目は日本で想像するよりもかなり高い。
これは私自身、肌で感じていた。オンボロで中古も販売している小さなお店なのに台湾からの
お客様は絶えない。コミニュケーションもとるので、どう考え、どう思っているかは一目瞭然。
プロ選手もお忍びでやってくる。WBCの代表選手も来られたと思う。プロ選手の平均月収は
60-80万(日本円換算)ぐらいなので、なかなか道具を揃えるのもしんどい。
(日本のプロ選手は弊店のようなショボいお店は相手にもしません)
そうして思う事。
1 技術は日本 2 質も日本 3 選手の層も日本 4 経験も日本 5 環境も日本
やはり全てが勝っている。が、
何故か?
一番はマインド。日本を憧れ、レスペクトしている。純粋に。素直な気持ちが一番。
チャレンジャー精神でやれば出来る!という気持ちは、のせると怖い。一気に盛り上がる。
韓国とはまったく異なる(韓国にとって日本はライバルという感情)。
いつも言っているが、日本人はおとなしすぎる。元気もない。この過去20年がそうさせたのか
熟成しきっていて、スマート過ぎる。それはプロ選手もさることながら、世間一般の社会自体
がそうなっている。深夜営業をしなくなったお店が街の深夜の灯を消したような雰囲気なのだ。
この流れはどうしようもない。恐らく、本番のWBCでは日本が勝つと思うので今回のような
結果でないと思うが、今の日本と世界の影を少しだけ垣間見た気がする。
ガンバレ日本! 加油台湾!