カメムシのなかまで子育てをする種がいるのをプラネット系のテレビで
知りました。子供の為にせっせと果実を運んでは栄養を与え、
自分が死んでしまうまで繰り返す。最後には自分の死骸までをエサにして
子供を育て上げる、たいした虫もいるものです。子供たちは親の心子知らず
で、ただ黙々と成長します。「くさい」だけの害虫ではあるけれど、
そのDNAは脈々と何千年も繰り返してきたと思うと、人間も見習わねば
ならない自然界の法則があるのだなあ、と思います。
人間も親は子供を育てるのに必死です。果実以外にもたくさんの栄養を
与えます。時にそれはグローブやバットであったりもします。
特にお父さん、自分の小遣いで自分のものは買わず、息子の為には
高額の野球道具をポンッと買ってしまいます。「どんなんが欲しいねん?」
「コレしときぃやぁ」「よっしゃ、いくら?」お父さんのメンツです。
親子でご来店の場合、この光景をよく見ます。
お父さんは子供に夢を託します。しかし、子供からすれば重荷であったり、
感心がなかったりで、親の思う通りにはいきません。そんな空回りの
親御さんを見ながら、「頑張れオヤジ!」と心より応援しております。
ちなみに、私もその経験者の一人です。昔のことですが。