当店は狭く小さなお店です。気の利いたディスプレイも斬新な店舗デザインも
なく、ただの事務所を内装せずにそのまま利用しています。ドアも事務所のままで
まあ、トイレのドアのような感じです。「チャリィーン」と昭和純喫茶のごとく
鈴が鳴ると、お客様が来られた合図です。とたんにお客様の顔は結構ゆるまれます。
それは何か?匂いです。革の匂いが充満しているのです。あの懐かしの頃に瞬時に
戻ることが出来るのです。革の匂いはある意味、臭くて独特です。
本屋さんに行ったら、印刷の匂いが充満していて妙に落ち着き、「うんこ」したく
なる感覚?というのでしょうか。思わずグラブを手にはめて、シャドウスローイング
をされる方がまあまあおられます。
カウンターからは死角となっていてお客様からは見えないので、遠慮なくボールを
キャッチする真似をして、すかさずボールを投げる真似をされます。
楽しいのでしょうね。しかし。。。。実はその一挙手一投足を店員は見逃しておりません。
「ジャンジャンジャーーーン」と顔半分カウンターから覗かせ、しっかりと
見ているのです。これからもこんなアクションシーンがいつも見られるよう、
努めてまいりますので、ご遠慮なくシャドウしてくださいね。