8月後半~9月にかけて、グラブのメンテナンス・修理のご依頼が増えてまいりました。
一番多いのがグラブレースの交換です。切れたものや全交換などまちまちですが、
たまにお見かけするのがご自分でヒモ交換をした形跡があるグラブやミットです。
私たちプロから見ると一目瞭然で、これは”苦労されて交換をされたんだなあ”と思います。
までも販売していますが、本当のところ、レース交換はプロにお任せくださればいい、
と考えています。お金がかかりますが、「自分のグラブのメンテナンスぐらいは
自分でできなければ」とも思われるでしょうし、チャレンジしたい気持ちもあると思います。
特にキャッチャーミットとファーストミットは複雑で、プロでも苦労します。ましてや
一般のユーザーさまは大概1ヵ所・2ヵ所の間違いをお見受けします。間違っていなく
とも力の入れ具合で「ギュッと締める」ところと「フラットに締める」ところもあってメリハリ
が必要です。大したことない、という反面、オオゴトになったりもします。何か?
型が崩れてしまうのです。折角付けた型が締まりのない状態になりかねません。また、
ヒンジやドテ部分はプロの場合、レースの厚さを調整するためカンナを入れて薄くします。
何もせず分厚いままだとキャッチングに影響して球をはじくことも。
細かく微妙なサジ加減ですが、長年愛用されたマイグラブ・ミットだとその違和感はある
ハズです。指かけ紐はほどけやすいですが、こちらは型にもキャッチングにも影響しません
ので、ご自分でチャレンジしてみてください。
それでは、怪我の無いよう、頑張ってください。