まだ6月が始まったばかりなのにかなり暑く、紫外線が突き刺さる日差しで少し

つらいですね。梅雨となって雨が降り続けば、これはこれでムシムシとして嫌な感じ

です。湿気の季節はグラブメンテナンスもカビ対策必須です。

 

さて、買取致しましたグラブをメンテナンスしようと(このグラブの場合はグリス交換

とレース総交換だけです)中を開けてビックリ!お砂さんがたくさんおられました。。。

グラウンドの状況にもよりますし、海(砂浜)でライナーのダイビングキャッチの練習?

をされたかもわかりません。

細かな砂はグリスと混ざり合うと比較的違和感がなく、蓄積していったのかもしれません。

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しかーーーし。実はグラブの重さも変化しております。例えば、バット。

720gが正常値だった場合、695gや745(+-25)だったらどうでしょう。

かなり違和感があって基準を外れたバットは使うでしょうか?695gは軽すぎだし、

745gは重すぎです。同じことがグラブでも言えるのです。恐らく、砂は各指先の

グラブレースの穴から侵入しています。特に親指と小指のアンコ(中綿)部分に結構な

量が蓄積されています。そこから侵入した砂はボケット部分へと移動して、グリス

と混ざり合って砂グリスと化すのです。今回のグラブはグリスがほぼ枯れているので

そこそこしか混ざっていませんが、重症の場合もあります。

 

今回は歯ブラシで丁寧にブラッシングして除去しました。砂を集めて計りで計ったら

25gでした。ついでにグリスを補充してグラブさんはニコニコ丸となりました。

年に1回ぐらいはお掃除も兼ねてグリスの調整もしてみてはと思います。

それでは。