人間を2パターンに分ける方法として性別で男か女の二種類となります(男女二元論)
人とモノは比べられませんが、あえて無理に言うなら常につきまとうことが硬式か軟式か!
というグラブの種別が存在します。世界では日本だけのガラパゴス的(ソフトもありますが)
グラブの種別です。
さて、ここ最近に見られる傾向ですが、この硬式と軟式の間である種別が存在感を増して
きました。いわゆる「硬軟式」というやつです。価格においても例えば軟式が20,000円
硬式が50,000円とするとその間をとって35,000円とか微妙な価格設定も出現しました。
これはユーザーにとっても私たち買取業者にとっても区別がつきにくい難しい取り扱いとなり
つつあります。私たちからすれば「結局どっちやねん?区別できんと価格も決まらん!」
ですし、ユーザーからすれば草野球ですけど!硬軟式買って使えるのか?というジレンマ
も感じます。しかも。。。
★ 硬式に近い軟式グラブ(中綿/アンコだけを高級ウレタンへ変更)
★ 硬式だけれども軟式仕様にしたグラブ(柔軟性のある柔らかめの革使用)
★ 完全に軟式だけど革入れ補強とレースをパワーアップした高級軟式(ハイブリット軟式)
など基準もまちまち。どないやねん。
【私もこの業界で中古のランクを「新古」と表現しましたがこれも実はわけわかりません!】
写真はイメージです
メーカーさんの戦略とポリシーと気持ちもよくわかります。
実際にお小遣いの中でギリギリ買える、高品質でワンランクもツーランクもアップしたもの
を提供したい。ユーザーも同じように考えていて、そこはお互いが合致する点であります。
新規メーカーさんが劇的に増える中での価格戦略でもあるし、硬式をしている人にも
第二のサブとして使ってもらいたい。こんな思いもあると思います。
さきがけはJUNKEI-GLOVEさんの「軟式/硬式仕様」という表現で、作りは硬式と
同じで、軟式ボール・軟式野球に合わせたグラブ型の作り方・革の作りを突き詰めたグラブや
ワールドペガサスさんの硬式・軟式兼用グランドペガサス、新規メーカーさんでは
ビーイーブランド テンペスト 硬軟式兼用グラブ、 44 フォーティーフォー、
アトムズ 軟式 (硬式兼用) グラブ、 ディークエスト(D-Quest)なども手掛けて
おられます。しかも大手野球メーカーを代表するミズノ アシックス ゼットさんまでもが
それに似た戦略で軟式野球から硬式野球へステップアップする時の最初の硬式グラブとして最適な低価格帯の硬式グラブ、軟式としても使えるグラブを提案されておられます。
(硬軟式とはいっていないけど、そうではないかい?と思っております)
結局、この流れの中で、新しくグラブを買うとしたら、硬軟式は買いか否か?
という迷いがあれば、、、、球児先生理論からすると『買い』でございます。
何故か?単純明快で、ちょっと高いけれど、すこし背伸びすれば高品質で高機能な
オレのグッズが手に入るからで、革もいいから長持ちします。造りも丁寧なので(日本製も
多い)使い勝手がいい。М号球であっても早くて重い球でもしっかりとキャッチ出来る。
これからのトレンドになるかもですよ。要チェックなのです。