SNSに本腰を入れて更新するようになってわかったことですが、いろいろなジャンルや

取り扱う内容によって関心度の偏りがあることに気が付きました。一番関心度が高い

ネタはやはりグローブです。入荷したものがどんなものか?珍しいものは何か?などの情報

に敏感です。一方、関心度が低く、人気がないジャンルは修理・メンテナンスです。

でもグラフのメンテは必須なので、嫌われても無視されても発信してゆきたく思っています

ので、もしそんな駄文に出くわしても機会があればご一読お願いいたします。

 

さて、グラブのオイルにつきまして、

いろいろと試行錯誤の結果、現在のグラブメンテナンスのパターンとして塗るオイルの

順番というか使い分けを3パターンに分けております。そして、この順に塗り分けております。 IMG_2912

    薄くてサラサラ系のローションタイプのオイル。メーカーさんから発売しているものなど。

    昔からこれをメインに使用している弊店推奨のミンクオイル。固形ですが、中粘度。

    仕上げは純ラノリン油。固形で高粘度。

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一般的にはおおよその目安として①は1ヵ月に1度ほど ②は3ヵ月に1度ほど 

   6ヵ月~1年に1度ほどぐらいがいいかと思います。兎に角、塗りすぎは要注意です。

何度もブログでは書いていますが、オイルは乾燥しにくく、蓄積されます。革の目が

詰まって重たくなってしまいますし、汚れも一緒に蓄積されてしまいます。

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今回は③の最強オイルである純ラノリン油について、

基本的には羊さんのオイルと思っていただければと思います。

羊毛につく油脂(ウールグリース)を精製したものとなります。軟膏薬の基材や皮革製品の

表面保護に用いられるほか、化粧品やヘルスケア製品などにも用いられます。

特徴としてはジンギスカン臭というかラム臭が結構しますので、苦手な方もおられるかも。

牛の革に羊の毛という組み合わせも最高です。兎に角、艶が出ます。革が柔らかくなります。

革がしっとりとなって吸いつくような肌触りになります。

ただし、かなり重いので、たくさん塗るとグラブも重くなるし、汚れも一緒に吸着しますので

取り返しがつかなくなってしまいます。グラブに塗り付けたら馬や豚のブラシで丁寧に

ブラッシングしてあげてください。みちがえるほどのピカピカグラブが蘇ります。

以上、長々とメンテナンス記事を書いてしまいました。