グラブレースはやはりグラブにとって基本のいろはですので何度かレースに関するブログ

も書いてきました。今回は取り扱いについて。

パート①でも述べましたが、レース用の革はカチカチで硬いものです。レース交換をする

際は軟式用と硬式用があると思いますが、出来れば硬式用を選択してください。

軟式グラブであってもです。革の質が違います。すなわち耐久性が全く異なるのです。

ヒモを交換しなければならないほどハードに使われているグラブですので、どうせ替えるので

あれば、多少価格は高くなりますが、いいものを。

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しかし、レース交換におきましては注意しなければならないこともあって、ただ単に交換

するだけではだめなのです。基本は部分交換よりも全交換を。レースが切れた場合は

切れた部分だけを交換する場合がほとんどです。しかしながら硬い革をその部分に入れて

しまうことで、独自のバランスを保っていたグラブの型が崩れてしまう可能性が。。。

新しい硬いヒモの場合、曲げ・伸ばし・折れの柔軟性が乏しく、その部分が引きつり、

とじたり開けたりのグラブ本来の動作が出来なくなってしまい、力が入る部分に偏りが

出てくるのです。どうせなら、お金は高くついてしまいますが、全部を交換してしまって、

グラブの型はリセットした状態となってしまいますが、一旦付いている型を徐々に戻す

方がバランスよく落ち着くのです。ポイントとは硬いレースをどれだけ馴染ませるか、なのです。

例えば、下記のようなグラブレース用のローションなんかもあります。

【ミズノ 爽香守 グラブカラーリップ(ピンポイント保革油) https://www.mizuno.jp/baseball/products/soukousyu/ 

(品切れの可能性あり)交換したら、オイルを塗って揉んであげて、少し引っ張ったり曲げたり

してレースとグラブを出来るだけ一体化してください。かつてのいい感じのキャッチングが

出来るグラブが蘇ってきます。