グラブレースの交換ご依頼は毎日入ってきます。単純に切れてしまったからヒモを

替えてほしい、ということで、街の自転車屋さんのパンク修理のようなものですね。

ヒモさえあれば、器用な方は素人でも出来ることもあります。パンク修理もそうです。

当店でも交換用のレースをカラーバリエーション7-8色揃えて販売をしております。

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さて、このグラブレース交換、ご自分のグラブのヒモが切れたらどうされます?

見よう見まねでトライしてみる!自分は不器用だから出来ない?お金もかかることだし

無理やりやってみる。しかしながら実は単純にグラブの穴をたどって編み物のように

ヒモを通してゆく、という作業だけではないのがグラブレース交換の難しいところなのです。

 

餅は餅屋というように、多少のお金はかかりますが、本当はプロに任せてほしいのです。

理由があります。フツーに『ヒモ』と一括りに使っておりますが、グラブの部位に合わせて

おおよそ3種類のヒモの厚さを調整しています。その調整は『ヒモカンナ』という道具で

ヒモ自体を削ります(剝く)。またヒモの幅も部位によって選択します。ヒモ自体も1

の革から細く切って1本としますのでどうしても1本のヒモであっても部分で厚みが変わる

のです。特に1本だけならまだしも、全ひも交換になるとグラブ全体のバランスもあって

【型崩れ】を起こしてしまう可能性もあるのです。

 

これからは梅雨の季節で、雨や湿気に一番弱い部分がグラブレースです。

切れないに越したことはありませんが、もしそうなったら球児先生に駆け込みください。

ヒモ替え職人は2人いますので、担当がその日に居れば、30分程度で交換出来ます

(総交換は時間かかります)球児先生では硬式用のブランドレザー(寺田レザー)

使用しています。いいものですよ。それでは。