先日、お持ち込みを頂きました野球道具の中で、割れ・欠けが顕著な木製バット
をお受けしました。プレイでは使用できない為、ご処分という形となりました。
廃棄をさせて頂くにも特殊な形状ですので、一般的には長さを短くするために
カットをするしか方法がなかったため、思い切ってバットを裁断しました。
でカットしました。ポイントはちょうどバットの芯部分です。ホワイトアッシュで
作られたものです。ノコギリの歯がなかなか入らず、やっぱりカチカチやなあ、と
という感触です。断面の年輪もハッキリとしています。
ご存じのようにホワイトアッシュは北アメリカ方面が原産の落葉紅葉樹です。
バットではメジャーですが、エレキギターの材料としても有名です。
最適の素材です。また、手に馴染む温かさがあってマイルドな肌触りです。
こうやってバットの木そのものを触っていると、香りもあって何やら落ち着くものです。プロ野球では折れたバットで割りばしを作ることが有名ですが、素人の自分でも何かしら形を変えたメモリアルなものを作ることが出来ればと思う
所存です。また機会があればぜひ。