グローブのヒモ、ちゃんとしてます?硬化してカピカピではありませんか?細くなって切れそう

ではないですか?春になっていよいよ野球の本格シーズンですが、シーズンオフでしまっておいた

グローブさんがいよいよ出動の出番です。そしてイザ!イザ!ボールを受けてみていきなり

『プツン』というパターンがかなり多く、毎日毎日グローブのヒモ切れ修理が球児先生に入って

きます。街の自転車屋さんのパンク修理を連想します。多い日は1日に7-8件も。。。。。全交換

が入ってしまうと、1日に2個ぐらいしかできません。それはお店でスタッフがレジ接客を

しながら隙をみて作業をするからです。お客様が途切れないと。。。。。という状況です。

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しかし、されど実はグローブにとってヒモはかなり重要なのであります。ヒモはただの細い革の

指をつなぐ筋ではありません。それはグローブの型付けにかなり影響するからです。ヒモはもちろん

新品です。だから新品のグローブ同様にカチカチに硬いのです。ヒモが切れるぐらいの状態の

グローブなので、グローブ自体は比較的柔らかく、革にコシがなくなりつつあります。そこへ

カチカチのヒモを通すと、グローブ自体がヒモのコシの強さに負けてしまいます。結果として

そのまま何もせずに使い続けるとグローブの型は崩れてしまいます。

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どうすればいいのか?ヒモを交換しましたらそのヒモをなめしてください。具体的にはオイルや

ローションやさらに柔らか目にするには柔軟剤を少し塗ってあげてください。グローブのヒモ

替えをする前にヒモ自体に直接このような作業は出来ませんので(作業が出来なくなります)

ヒモ替えが終わったら指でなぞるようにオイルを塗ってください。あとは引っ張ったりもんだり

して馴染ませてください。

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一般的には写真にて判りますように指と指の間隔はすこし空けた方が可動範囲も広くなり、

キャッチングの範囲も大きくなります。小指と薬指はくっつけ気味に、中指と薬指は少し間隔を

空けて(6-8mm)、人差し指と中指は意識的に少し離して(8-10mm)ください。

独断ですが、これぐらいが平均的に理想ではないかと思います。

但し、ヒモ交換の場合は意識的に詰めておりますので、小指から順にすこしゆるめて頂ければと

思います。皆様、ヒモ、ちゃんとしてくださいね。それでは。