グラブの流通の仕組みはここ1-2年でとうとう未来へ向けてメーカー主導で固まってきた。

弊店が球児先生をオープンした3年前はそうでもなかったがとうとうグラブがすぐには手に入らなく

なってしまったのだ。というのは、グラブを仕入れる場合は完全予約制となってしまい、予約

したグラブ以外、メーカーは小売店に対して売るモノがないのであーる。

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要するにメーカー曰く、99.9%は事前に注文を受けて製造しますが、それ以外のストックは『0/ゼロ』

ですよ!と宣言をしてしまいました。在庫リスクはゼロなのであーる。無駄をなくし、一切の考えられる

リスクを徹底的に排除してスリムになります!ということなのです。どこのメーカーも横並びの様相なの

で、ある品番のグラブが売り切れたので、再度バックオーダーを!といっても、ないものはナイので

知りません。ということとなってしまう。私が感じることは、小売店(野球ショップ)とユーザーを

おいてけぼりにしたメーカーだけの都合で物事が進んでしまったということだと思います。

 

先日も展示会へ行ってきましたが、展示会で発注をしなければ、仕入れとしてグラブが入ってこない

のです。しかも今発注しても入ってくるのは6か月後で半年先の仕入れを半年分として予想しながら

注文することにすごく違和感を感じてしまうのです。

例えば、あるグラブのメーカーは1ヶ月に10個売れそうなので、6ヶ月で×1060個となり、

そのリリースされる日に一挙に60個入ってくる。60個をストックしながら販売してゆくこと、

キャッシュフローは半年分の予測だけで一時に現金を寝かせてしまうこととなって、非常に効率が

悪いのです。そう、全てのリスクは仕入れる側の小売店(野球ショップ)なのです。

 

たくさん仕入れることは少しでも売れ残すことに繋がってキケンだ!と思います。各オーナーさんは

もちろんこのような計算をします。なので少しだけちょっとね。。。。となります。

現金で定価の60%や70%の仕入れで、返品も出来ないことはどうしてもつらいものがあります。

だからちょっとだけよ、となり、それはお店の勢いやイメージにも多大な影響を及ぼすのです。

野球ショップに行っても少ない展示はその為となってくるのです。これは悪い循環のスパイラル

に落ち込むばかりだと思います。野球人口の減少と野球ショップの減少も免れない近い将来の現実

なのです。われわれは生き残りをかけてもっともっと業界を盛り上げる為に頑張ってゆかねば

ならないのです。ぜひヒントがあればお声掛け下さい。まずは話し合いましょう。