高雄訪問第二弾、グローブ工場見学・勉強会編です。ここの工場へは何度もお世話になっています。

社長がかなりいい人で、私自身も波長が合うのかいろいろと相談に乗ってくれます。かなり

おっとりしている部分もあって、注文したグラブのことを忘れられていて、待てど暮らせど日本に

送ってくれない時もある。電話すると、ああっ。忘れていた。明日送ります。。。。。。こんな感じなのである。

きっちりとした日本人(これが普通かも)であったら、納期が!商品が送られてこない!騙された!

などと思われる方もおられるだろうなあ、と思います。しかし、なんとこの工場は意外?と大手メーカー

のOEM工場で、あるブランド(数十点)のグラブを一手に引き受け、生産している有名なトコロ

であったりします。もちろんそのブランドグラブを横流しして、頂いているわけでもなく、正規流通

していいものだけをわずかばかり頂いているのです。あしからず。

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工場ではパーツごとにスペシャリストを配置して朝から晩までずっとそのことばかりに集中しています。

写真ごとに詳しい内容を記述したいのですが、企業秘密的なところもたくさんあって、あまり公開

出来ません。しかし、いろいろな工場や製作の匠と合ってお話するに私なりの1つの答えなるものが

固まりつつあって、それはズバリ【革】なのであります。【革】が永遠のテーマであって、【革】が

グラブの価値を90%以上左右すると思うようになりました。

ここの社長も『いい革がなかなか手に入らない!』どこの社長も『いい革がなかなか手に入らない!』

こればかりなのであります。どこへいっても『世界共通のグラブクラフトマンの悩み』なのであります。

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551の豚まんの宣伝『関西限定』より

エエ革がある時 → テンションアゲアゲで製作意欲も上がります。エエもんつくりまっせ。

    ない時 → ショボーン。しょうがないから、それでも作らねば。。。。頑張ろ。

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革ももともと皮であって、単に牛の副産物ではなく、かつては生きていた生命の証である大切な彼らの

分身であることも承知した上で、感謝して使ってゆきたいものであります。P1050843
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