豪雨のあと、これでもか!と言わんばかりの思いっきりの猛暑が続く今日このごろですが、

いろいろと大変なことが続き、被災された方におきましてはお見舞いを申し上げます。

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さて、日頃より買取りをさせて頂いておりますグラブやバットですが、実はSNSにてご紹介

させていただいているものは一部でございまして、ご紹介しないグラブは結構年季が入っていて

長年連れ添った気合いの入った相棒も多く含まれております。

このグラブたちとの『戦い!』が球児先生の腕の見せ所で、毎日暑い中、メンテナンスセンター

で引きこもりながら朝から晩までシコシコと作業をしております。なので球児先生がお店にて

出没するのは1週間で5時間ぐらいしかございません。お店にてお客様とお会いすることが私に

とってもリフレッシュできて、いろいろとご意見もお聞きして勉強できる時間なのでいつも楽しみ

にしております。

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          どんな革もどんな状態も対応したいと思っております。革の染色技術やカラーの組み合わせなど

          11個異なります。ちなみにこのグラブはレッドのカラーが色褪せているパターンです。しかし

          レッドの染色(赤の色塗り)をしているわけではなく、本来のカラーを際立たせる(濃くさせる)

          特殊なオイルを塗っているのです。筆で丁寧に時間をかけて塗ります。3時間ほどかかるでしょうか。



いつも申し上げることは、球児先生はただの野球のリサイクルショップではない!ということです。

大切な野球道具をリペアして磨いて、きっちりと次の方にバトンタッチさせて頂くことを目指して

おりますので、年期の入った『凄いヤツ』まで料理して手なずけて、素直に調教出来てはじめて

店頭デビューです。砂漠で野生のラクダをとっ捕まえて、調教して砂嵐にも耐えうる立派なラクダ

に成長させることと同じなのです。!?

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          バットの打球痕の消去も課題です。今回は分かり易く加工前と加工後のビフォー・アフターを

          紙テープで張って左右で分けました。明らかに異なるハズです。これも大変な作業で、すぐに

          消えるか、と思うとそうでなく、地味―――に消しゴムのようなもので少しずつ作業をしてゆきます。

          1本にやはり2-3時間かかってしまいます。腱鞘炎になりそうです。



この凄いヤツの料理方法ですが、グラブはグラブで、バットはバットでそれぞれ味付けと調理方法が

異なり、あらゆるパターンの攻略方法があります。お店はオープンして3年経ちましたが、実は

オープンに先駆けてさらに3年以上さかのぼってこの独自の料理方法をあみだしてきました。よって

そこそここの業界には長くお世話になっているのです。またこの必殺の技術は1人だけに伝えており、

レシピは漏らしてはならぬ掟があるのです。このノウハウがあるからこそ球児先生の存在があると

いっても過言ではないのです。絶対に誰にも真似は出来ないのです。。。。。。