台湾高雄の駅(地下鉄の美麗島駅はとても美しいですね。ピアノがドカン!と置いてあってカラフル

なステンドグラス調の天井はいつ訪れても美しく、世界で最も美しい地下鉄駅ランキング2位に選ばれるだけあります。
この駅に降り立つと、ああっ、またもやこの地に来てしまったと思わされます。

さて、前回のパート2となりますが、グラブの縫製については意外なことが2点ありました。1つは

台湾ではグラブを縫い合わせるミシンは八方ミシンではなく、直線縫いの工業用ミシンを使用して、

曲線の場合は自分でグラブに角度をつけてゆき、器用にカーブを縫ってゆくやり方でした。2つ目は

こういった工業用のミシンや各種マシーンは日本製を使っている、とのことでした。

今回はあわよくば、台湾にていい中古の各種マシーンの出物があればそのまま日本へ輸出(重たい機械

ばかりでミシン1つとっても30-50㎏はある)してしまおうと作戦も立てていましたが、あっけなく

日本で探してください。。。。とのことでした。(巨匠曰く) 
日本に帰ってコツコツとヤフーのオークションでも物色するとします。

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グラブの各パーツは(約30種類)全て工場から頂いて持って帰りました。部品や各パーツの革にも

やはりグレードが存在して、そこそこいい革をチョイスしましたが、部位によって厚みや柔らかさも

異なってきますので、グラブを修理する際に移植してちゃんとフィットするのか少々不安ではあります。

また、こうやって革パーツを集めるものの結局は最終的にはどれだけの革のストックがあって、多種多様のグラブのニーズ
に対応できるかがポイントとなると思いますので、革もキップ・カウ・ステア・ブルと種類ごとにストックしたいですし、
鞣し具合で硬いものから柔らかいもの、厚かったり薄かったり、
カラーバリエーションも多種揃えたいですがこう考えると
きりがなく、膨大な資金とストックルームも必要で、徐々に考えてゆこうと思っております。

だんだんとマニアックな方向へ進んでおりますが、性格上とことんやってしまう方なので回りから

ブレーキがかかってきたりします。とりとめのない話でしたが、これからの修理やオーバーホールの環境づくりをもっと
良くなるように考えてゆきたいと思う次第です。
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