買取りをさせて頂く中で、たまにあるお申込みが『プロ実使用品』というものがあります。
はじめに申し上げておきますと、弊店では通常の野球用品という括りの中での仮査定となって
しまいます。いつもこのジャンルのご検討をいただいた場合、返信させて頂くのに大変気が
重くなってしまいます。ご本人は20万、いや30万のお宝だから!『さてさていくらになる
のか楽しみだ。ルンルン』という気持ちでしょう。いざフタを開けてみると10分の1程の
価格にがっかり・・・・怒りまでも爆発してしまう図が想像できます。同様の記事はかつて
このブログにて書いておりますが、やはりここのところますますお申込みが増えておりまして、
再度書かせて頂いた次第です。
個人的にはほぼ本物に間違いないのでは、とは思っているのですが、次に販売する時、お客様
に対してどのように説明して納得頂けるのか?というトコロがキモでして、いかに真偽を証明するか
が問題なのです。今はプロショップやメーカーさんでは絶対厳禁な事でありますが、その昔は
プロ球団のロゴや名前の刺繍もこっそりと黙認されておりました。グラブのラベルの取り換えも
なんとなくだめではあるものの、なあなあな部分もありました。グラブの刺繍だけでそれを
どうやって判別すればいいのか正直分からないのです。
もちろん、アドバイザリー期間でのプレイ中の写真などはあると思いますし、身内の名前や
信条なども一致したりはします。でも誰が『これは本物だ!』と断定できるのでしょう。
本人・球団・メーカー・しかるべき機関が発行する証明書などがあれば価値は一気に上がるでしょう。
でも個人対お店という関係の中でのやりとりは正直、自信がありません。
こういったプロ実使用を専門に取り扱う業者さんも存在しますが、どのように区別されておられる
のか不思議でなりません。きっといろいろなノウハウがあると思います。
弊店でも今は買取りをさせて頂いております。
しかし一般の軟式グラブ・硬式グラブ同様の査定額にお気持ちぶん少しだけ上乗せしてご提案を
しております。販売の際もやはり一般のグラブに近い価格でご提案しており、コメントを付けて
『真偽はわかりませんが』という一言を付け足しております。
このような事情によまして、『プロ実使用品』は不得意なジャンルですので、どうかご理解を
頂きましてご検討をお願いいたします。