グラブの型付けはグラブを持った人間であれば誰しもその瞬間から『育てる』ことに課題と希望と楽しみと不安を持つことになる。日本独特の技術と風習かと思いきや、台湾・韓国・アメリカと世界共通の思い

であったりして、しかもどこの国も同じ型の傾向なのである。英語では【Breaking in a Baseball Glove

といってBreak inという言葉がある。各々の国や地域でそれぞれのやり方にプライドをもってやっている。そしてやはり『匠』というお師匠みたいな人たちもメーカー専属で存在している。

 

野球の本場、アメリカにもそんな方がおられる。しかも日本人です。Mr.Shigeaki Asoという人物で

ご存知の方も多いかもしれませんが、Newsweek で「世界が尊敬する日本人 100 人」の1人に選出されたほどの経歴をお持ちです。アメリカウィルソンの専属型付け師をやっておられ、数々のメジャー選手の

グラブの型付けをやってこられました。たとえばミズノの波賀工場の『耕作』を担当する匠のような存在

なのです。そんな超匠な人物にもかかわらず、フランクでオープンなので動画を見ても分かりやすく、単純にその内容を理解できます。そもそもミズノの匠が自分のノウハウを公開することはありません。

しかしこの方は普通に一般公開しています。素人がやっても失敗のないやり方なので、ぜひ参考にしていただき、今後のグラブ『育て』のバイブルとしていただければと思います。大切な点はお湯の温度と初めの1回きりだけということと、30分を1区切りとして休憩を入れて3-4回続けることと言っています。

もちろんですが、私は面識もなく一方的に凄いなあ、と思うだけです。一時期、野茂英雄氏の専属型付け師をやっておられました。下記が動画のリンク先となります。この動画をもとに他多数の紹介もされています。ぜひご覧ください。

YouTube

https://youtu.be/cGFcHjRSad4

 

Aso’s glove lab

http://www.wilson.com/en-us/explore/baseball/glovelab/asoslab.html
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