弊店はたまたま立地上、世界各国(特にアジア圏)からお客様が来られるお店

となりました。もちろん、日本人のお客様あっての球児先生ですから、日本人

の野球人を応援しております。しかしながら、現在の日本人パワーは世界の

野球人と比べると心もとない感じを受けます。特に台湾での野球を愛する人

たちを見ていると、これは「負けているぞ!」と思ってしまうのです。

まずはある年の野球のざっくりとした環境を下記に記しました。見てください。

 

日本年間観客動員数約2.400万人(人口約12.000)

台湾年間観客動員数約130万人(人口約2.300万人)

韓国年間観客動員数約700万人(人口約5.000万人)

 

台湾の観客動員数約130万人は日本の18分の1です。人口ももちろん少なく

6分の1です。プロチームは4ですね。これだけ受け皿が少なく、野球人口も

少ない中、活気は日本よりあるのです。弊店に来られる外国人は皆様、目が

「キラキラ」と輝いており、元気溌剌・純真無垢な感じを受けてしまうのです。

また、日本の野球を純粋にレスペクトしていて、憧れの日本野球の道具に

触れることの喜びを感じておられると思われます。

プロ選手であっても同様で、お忍びでバリバリの現役選手の方もお見えに

なります。そんな方でさえ、日本の野球に憧れ、グラブを手にはめては嬉しそうに

されておられます。

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野球用品は何をとっても高額で、なかなか手が出るものではありません。

そんな中、3万も4万もするグラブをポン、と買って帰られます。

彼らにしてみれば、物価的な感覚でいうと恐らく日本人の倍ぐらいに匹敵

すると思います。6万も7万も出してグラブを買う人は日本ではかなり少ないと

思いますが、「やったー 手に入れた!」という感じなのです。

日本には物があふれていて、野球をする環境もあり、いい素材もおり、いい

コーチも存在します。しかしながら「マインド」というか「がめつさ」という

ハングリーな気持ちを見ることができません。おとなしすぎます。

このままでは日本の野球がやばいことになるような気がします。もっと

がめつくいこうではないですか。30年前に野球=かっこいい、という

誰もが憧れた時代を取り戻そうではないですか。